中小企業勤め、育休をとる  〜番外編1〜

こんにちは、カレー社員です。

育休に至るまでの道のりを本編として、番外編では育休での気づきを書き綴っていこうと思います。

 

育休に入る前の私は、育休に向けて何か用意をしていたわけでもなく未来の自分に期待(丸投げ)をして育休に入るまでの期間を過ごしていました。

育休前の私は家事といえば平日は風呂洗いに子供の寝かしつけ。休日は昼食作り、食器洗い洗濯に子供の世話ぐらいでした。正直言いましょう、割と出来ているつもりでした。

さて、実際育休に入って気になったこと!ひとつめ。

料理のレシピに表記してある小さじ1とか大さじ1とかって匙に残るロス分を考えた表記なの?どうなの?

私凄い気になります。レシピ通りに計って料理を作る時、匙に微量ながら調味料か残る!これってレシピ通りの味を再現出来ているか不安になります。

料理玄人なら気にならない事でも料理素人は気になるのです。

育休前は昼食を作るぐらいで調味料も適当にやっていましたが、毎日3食ちゃんとした料理を家族に提供しなければと思うと色々と気になり出してしまいまた。

今では計量して合わせ調味料作るのが好きです。

 


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〈子供いわくママ〉

 

中小企業勤め、育休をとる  〜その4〜

こんにちは、カレー社員です。

前回は、育休取得までの動機等を書きましたが今回は中小企業で育休取得を志す者に立ちはだかる様々な壁をご紹介していきます。

 

まず、第1の壁 上司

育休取得に向けて私が先ず行ったのが、直属の上司の合意と承諾です。

育休を取った者がいない我が社では、上司も初めて相談される事でさぞ面を食らう事だろうと思い育休予定日の5ヶ月前から話を切り出すことにしました。(これは後から知ることになるのですが、この上司に同僚がコロナ禍に育休の相談をしたところ在宅勤務だからと話を有耶無耶にしてた過去がありました。)

なかなか切り出すタイミングが掴めなかった私ですが、たまたまこの上司と泊まりの出張に行くことになりました。決戦は夜の居酒屋と決めました。

想定通り、その日の夜は上司と居酒屋に行く事になりました。しかし、私も一軒目では踏ん切りがつかず機を待って二軒目で話を切り出しました。

カレー社員「第二子の出産予定はご存知だとは思いますが、今回は育休を3ヶ月取ろうと思います。」

と切り出す私。それに対して上司は分かった、取るなとは言わないといった旨を私に伝えました。あれ?意外とすんなり育休取れるかも。

上司「育休とは言うけど、いったい何をするんだ?家事をするだけだろ?3ヶ月を1ヶ月にできないのか?」

あれ?やはり思った通り。。。すんなりと受け入れてくれません。課内が人数が少ない事や、自分は乗り越えた、自分の時代だったら考えられない。グールプ会社の誰々は育休を取っているが休んでいい社員と休むと困る社員がいる云々。

私は出産後女性のホルモンバランスが崩れる件や、家の事情、時代背景等々伝えました。そして最後に

カレー社員「そういう時代だと思って諦めてください。」

こう伝え、半ば強引に承諾を得ました。

中小企業勤め、育休をとる  〜その3〜

その3となります。

前回は育休を取得した動機までの経緯を長々と書かせてもらいました。本項ではいよいよ動機をかきます。

 

育休を取得する動機として主に3点あります。

その2で書いた様に、第一子の時とは自身を取り巻く環境が大きく変わり、当時のように家族の近くで働けなくなってしまった事。

出産後に妻の体力が回復しきらない状態で上の子の育児をしながら新生児の世話はとてもさせられないと感じていた事。

仕事を離れ子供の成長に、子育てに向き合いたかった事。

以上の理由により、よし!育休を取ろう!と思い立ちました。

 

しかし、地方の中小企業には育休取得に様々な壁があったのです。。。

 

大事な事を書くのを忘れていました。封建的な中小企業で育休を取った場合に跳ね返ってくるマイナス要素の回避方法等をこのブログに期待されてる方は申し訳ありません。

例えば、社内キャリアへの影響をどう最小化するか?の答えはこのブログにはありません。私自身出世意欲も薄く無能社員ですので半ば開き直ってそんな事知るか精神で育休へ踏み切りました。

考えてみて下さい、あなたは何故働いていますか?働いて社会実現したい事があるのですか?雇ってくれた会社のため働いてるのですか?

私は家族との生活のためでした。であれば、最優先事項は家族です。その幸せのため家族へ寄り添う判断をしました。

何が正解ということも無いと思います。願わくば育休を取ることに何の障害のない社会になれる日が来る事を。

 

さてさて本筋にもどします。育休取得に向けた私に訪れる様々な壁に登場してもらう前に、私の勤める会社での育休に対して評価の一例をご紹介します。(勤め先での育休に対する考え方がわかるホットワードでしたので紹介せずにはいられませんでした。)

私の勤務先では育休取得者はいないのですが、グループ会社で長期取得された方への一言。

「仕事を舐めている、俺達の世代なら考えられない」(60代老害男性)

とか、言ってるのを目の当たりにしている身としては自分が取っても同じ様な事をコソコソ言われるんだろうと想像に難くない。

この様な脳内昭和おじさんの巣窟の中、育休の獲得はスムーズに進むのであろうか?!乞うご期待。

 

次回は現れる様々な壁をご紹介していこうと思います。

中小企業勤め、育休をとる  〜その2〜

前回は、私の状況について書いていきましたが、今回は何故育休を取ろうと思ったかの動機について書いていきます。

 

私には現在2人の子供がいます。このブログの育休は第二子に対して取ったものです。

私は2020年に第一子を授かりました。皆さんも記憶に新しいとは思いますが、当時は世界的なパンデミック新型コロナウイルス感染症が蔓延していました。

その感染症の波は地方の封建的な中小企業の働き方も変えうるものでした。私の勤め先もテレワーク勤務となり自宅にて仕事をするといった、今までは考えもしなかった働き方を取る事となりました。

不幸中の幸いと言うと語弊はありますが、その様な状況下で出産を迎えた我が家では常に私が家庭におり、夫婦で育児をすることができました。(もちろん、ちゃんと仕事はしていましたよ。)

ここで補足なのですが、我が家は出産後に妻の実家に帰る事ができなく退院してすぐに自宅にて子育てが始まっています。

出産後は妻が大変頑張ってくれ、産後ヘルパーを活用しつつ何とか乗り切り、私は子に近い所で仕事をする事ができ、成長に寄り添うことができました。

 

そして、月日は過ぎて第二子を授かる時がきました。(第一子の子育てについて書く機会があればその内書いてみようと思います。)

今回は、パンデミックも収束が見えたことで勤務先はテレワークを止め基本出社が当たり前となり、コロナ以前の働き方へ戻っていました。時代は進んだ様に感じていましたがなんともまぁ、うちの会社らしいなぁと感じるばかりです。

その様な状況を踏まえ、この時は第二子の育児は一人目と違ってくるだろうと漠然と感じていました。。。

 

その2では育休の動機を書くといいましたが、動機の前フリを書いていたら長くなってしまったのでその3へ持ち越したいと思います。

 

中小企業勤め、育休をとる  〜その1〜

ご覧いただきありがとうございます。

カレー社員と申します。料理のカレーとはまったく関係ないので悪しからず。

 

今回、中小企業勤め且つ男性である私が育児休業(以下、育休)を取るにあたり体験したあれやこれやをつらつら書き綴っていこうと思います。これから育休を取ろうと考えている方や、今育休中の方の何かの役に立てれば幸いです。



では、まず私のスペックから話さなければなりますまい。年は30代、地方中核都市住み、家族構成は4人家族で妻と子が2人(未就学児と新生児が1人ずつ)、勤務先は社員数40人程の会社です。(この会社が今回の舞台となります。)

この様な平々凡々な私が育休を取るには色々な苦労があったわけです。

 

昨今、男性の育休も当たり前となり世間や会社においても育休を取りやすい風土ができおり、育休というものが特別な事ではなくなっていると思います。というのは、建前もしくは大手企業の話であり私の肌感としては中小企業では一般化していないでは?と感じます。

私が勤める会社も例に漏れず、社内でこれまでに育休を取った社員は女性を含めてもゼロ、男性社員が取ると言おうものなら奇異の目に晒されます。

その様な空気感の中で率先して育休を取る者も無く、制度として存在はしているもののその周知は一切されておらず名前は知っているが誰も見たことがない幻のUR(ウルトラレア)制度それが育休なのです。

果たしてこのクソゲー環境のゲーム(育休)をクリア(取得)できるものが現れるのだろうか?

 

今回はここまで。次回はこの様な環境下で何故育休を取ろうと思ったのかの動機を書ければと思います。